新人公演の当日を迎えた。
この日のために、一枚400円のチケットを手作りして印刷して切って、
一人20枚くらいのノルマを課され右往左往。
あまり人に物を勧めるのが好きではない私。
手元にはいつもたくさんのチケットが・・・。
でも勧めてみるとみんな、快く買ってくれた。
みんな、それぞれ苦労していたんだろうなあと今では察しがつく。
バンド活動や、発表会やらで。
鹿児島大学に売りに行ったこともある。
そこで高校の先輩に会い、「今日の昼は、スうどんだなあ」とボヤきながら
買ってくれた。
あまり話したことのない先輩だったけど。
その他、テレビや新聞に宣伝してもらいに行ったり、ポスターをいろいろ
貼ってもらいに行ったり・・いろいろしたなあ。
それはその後も続けてやったけど。
当日の午前中は、本番前の通し稽古。
「声が出てないよ!」
「もっと大きく動いてー!」
と、照明その他の裏方をして下さる先輩たちからのきびしいダメ出しが飛び交う。
そこは、鹿児島文化センター・・・の隣りの市民センター。
一応小さな舞台があるのだ。
通し稽古が終わると、2階にある楽屋でお弁当を食べて、メイクに入る。
舞台用のメイクではなくて、ごく普通の化粧をする。
男役は鼻が高く見えるように、鼻の両脇は濃い茶色のアイシャドー、まん中は
白く塗る。
3つ上の、この同好会を作った先輩がタカラヅカのファンで、メイクの仕方とかを伝授したのだという。
まぶたは、思い切り青。
フナ子はもともと目鼻立ちがはっきりしているのでよく映えた。
むら吉は広めの顔なので、まあ普通よりははっきり見えたかな?
私たち女役は、ほんわかピンクを回りにぼかし・・・。
自分の顔を見て、どひゃーーーぁ!!とびっくりした。
首から上が、ロウ人形やあぁ〜っ!!
ここでも先輩たちが、一人一人についてメイクを施してくれた。
さあ! 2時!! 第一回目の本番!!
本番は、いいねえ〜・・・出来はともかくとして。
普段より数倍いい気持ちで演技ができた・・・私なりにね。
この時の写真を見ると、髪はぐしゃぐしゃだし、服はモコモコだし、悲惨な
格好だーー。
ヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆
でも、いいのだ!!
やりとげた実感だけがこうやって残っているし。
後でビデオを見て、憧れの男役を演じた部長のアンコは、自分の姿にショックを受けて、もう舞台に立たない!と宣言した。
もともと内股で歩く彼女は、ガニになりきれなかったのだ。
トサ美も思うとおりの自分ではなかったらしくて、辞めると言い出した。
まあ、それぞれの思いがあったのだよね。
そんなこんなで、新人公演は終わった。
打ち上げに天文館(繁華街である)に繰り出し、ドンチャン騒ぎをした。
女ばかりなので、誰も大事には至らず、家に帰った。
大変で、幸せな一日だった。
(^ー^* )フフ♪
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