MOON Bird 3
2007/06/08(Fri)
 と、またカケルの心の中に ?が浮かんだ。
今度は、冷たい感じはしない。
     何だろう・・・・。
満月の中に、黒い点が・・・見える。
     月に黒点?
     そんなはずはない。
  えっ?少しずつ・・・・大きくなってる?
   こ・・こっらち向かってくる?
    えっ?
    え?
     え(゜○゜)!   
  
  カケルは、思わず後ずさった。
黒い点は、どんどんどんどん大きくなってカケルを目掛けて迫ってくる。
    ど・・どうしよう・・
    逃げた方が・・いいのかな?
迷っている間にも、みるみる窓に迫ってきて・・・

  「・・・・・・・・ざーーーーん!  ぷっ!!」  

何やら叫びながら、ガラスにぶつかって落ちた。
案外小さな物だったことにカケルはホッと胸をなで下ろし、同時にあんなに
あわてた自分がおかしかった。

 窓の外に落ちた何かをつきとめるために、カケルはベランダに出た。
   「・・・ケ、ケルン?」
何とそこには、顔いっぱいに×印が大きく広がったケルンが、あおむけに
ひっくり返っていた。
カケルが拾い上げると、ぐったりして、短い手足をダランと投げ出している。
   「ケルン・・・だろ? 大丈夫?」
声をかけて少しゆさぶると、月の光の中でケルンの顔の大きな×印が消え、グルグルの渦巻き模様が現れ・・・・やがて急激に小さくなり・・・黒い小さな点が、不恰好に2つ並んだ。
   「あっ・・・あーー、カケルさんですね。今、西暦何年ですか?」
   「はあ? えーーっと確か・・・2007年・・だっけ?」
   「2007年? や・・、やりました! やっと、やっとたどり着き
     ましたーーーっ!!」
   「それがどうしたんだよ」
カケルは訳がわからず、とりあえずケルンを片手にベランダから部屋に戻った。

 明るい部屋で見るケルンは、何だかとても疲れていて7歳の時のカケルが描いた、クレヨンのなぐり描きの茶色の毛並み?も前よりぐしゃぐしゃだった。
・・・・・・・そして何よりもカケルの目をひいたのは、お腹にある×印!
よく見るとそれはヒモ。
まるで、赤ん坊を背中にしょっているような・・。
   
    はあ?   (;゜ロ゜)

ような・・・じゃなくて、本当におんぶしてるよ!!
ケルンは・・・・い・・生き物? 
カケルが前にユナに描いた、お手伝い券の絵だよね。
  「ケルン・・・おぶってるの・・それ・・君の・・赤ちゃん?」
おそるおそる聞いてみた。
  「ああ、これですか?」
ケルンが、短い両手を器用に使って、背中から下ろしたものは・・・。
ケルンとは似ても似つかないほどかわいらしい、ふわふわの白い子ウサギだった。赤い大きな目がチャームポイントといったところか。
  「イヤですねえカケルさあーーん。私の赤ちゃんだなんてえ!」
〜〜のマークの目になり、ケルンは大きく左右に体をゆらした。
そして、とても短い手で、白い子ウサギのピンクの鼻をチョン!とつついた。

    そ・し・て!!

  「こちらケルンです。やっと2007年のカケルさんに会えましたよー!
    ユナさあぁ〜ん!」
と、やおら子ウサギに向かって言ったのだ。

  え?  今何て言ったの?

 ・・・・・・・・・ユナ?
 
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コメント
-  -
このお話はSFですよね?
なんだか未知の世界に引き込まれそうな〜
カケル君と、ケルン君とが主役なのかな?
ユナさ〜んって、また一人未知の人が出てきた(笑)
面白いなぁ〜
これを四こま漫画調に書いたら面白いと思うけど・・
頑張ってね。
2007/06/10 18:19  | URL | ikuko #2XB71Zso[ 編集]
-  -
こんばんは♪
最初からココまで一気に読みました
読んでいくうちに、どんどん引き込まれていって…
続きが楽しみ!
この先どうなっていくのか気になります!
2007/06/11 00:18  | URL | HANA #701gxeB2[ 編集]
-  -
  ikukoさん
 コメントありがとうございます!
o(*^▽^*)oエヘヘ!SFかなあ・・・。
ファンタジーSFかも・・です。
4コマですか?
うふ♪(* ̄ー ̄)v そのうち絵も載せてみようかなあ。
2007/06/11 16:28  | URL | まりあちゃも #-[ 編集]
-  -
   HANAさん
 ありがとうございます。
途中までは書いているので少しずつUPしますね。
《《《《♪♪(*´▽`*)ノ゛うふふ〜
嬉しいです☆
2007/06/11 16:29  | URL | まりあちゃも #-[ 編集]
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