やがてカケルの部屋は、何百というチョウでいっぱいになった。
ユナが描いたチョウかあ・・・。
どのチョウも、きれいに描かれていて、ていねいに色をぬられている。
ユナの心がすべてのチョウにこめられているのがわかる。
月の光の中を飛んできたチョウたちは、月の黄金色の光の色も羽にまとって
いた。
じっと見ていると親しげであたたかで明るくて・・どこか、ユナの笑顔のようだった。
「さあ、行きますよカケルさん」
ケルンが言うと、チョウたちは静かにその場でゆっくりとはばたき始めた。
すると、その羽にまとった月の光が、金の粉になってあたりに降り注いだ。
カケルのまわりのすべてが、黄金色になって・・・。
次の瞬間、カケルは空を飛んでいた! まっすぐに満月に向かって。
ふと自分の部屋を見やると、自分がベッドで毛布にくるまって寝ている!
「気が付きましたか、カケルさん。びっくりしなくていいですよ、ベッド
に寝ているのは、肉体のカケルさん。ここにいるのは本物のカケルさん。」
何だ何だ? 肉体のボク? 本物のボク? 一体何がどうなっているのだ?
「本物というのは、心のことですよ。この世界では、肉体を持たないと
生きて行けませんから。」
「じゃあ、じゃあボクは死んだの?」
「いいえ、一時的に体から抜けてもらっただけですから、ご心配なく。
ちゃんと帰してさしあげますから、どうか心配しないでついてきて下さい」
カケルは、ホッとしたような、とんでもないことになったと不安にならなければならないような、わけがわからない気持ちでケルンを見た。
ケルンは、黙って月を指差した。
チョウたちが、カケルの部屋にやって来たのと同じように、たくさんの列を
なして飛んでいた。カケルとケルンの周りには黄金色の光の粉が取り巻いてい
て、まるで金の糸で織られたじゅうたんに乗っているようだった。
こんにちは〜☆
☆が降ってきて、きもちがいいですね。
「ユナの心がすべてのチョウにこめられているのがわかる」って
ところ、大好きです。
さぁ〜カケルたちは、これからどんな素敵な旅に出かけるのでしょう。
わくわくしますねO(^▽^)O
- from ぽふゆい -
ぽふゆいさん、ありがとうございます!
ご期待に添えるかどうかわかりませんが、ヾ(´▽`;)ゝ
がんばりますので、よろしくお願いします:*.\(*^▽^*)/
- from まりあちゃも -
| 月の光 第一章 出会い その2のトラックバックURL |


