でも、天寿を全うし、老衰で亡くなったネコもまた、いない・・・。
私の実家は道路沿いにあったため、ほとんどのネコが交通事故に遭ってしまったのである。
もの心ついた時、実家の2階の倉庫で5匹の子猫が生まれた。
まだへその緒が生々しく、目も開いていないのに、私が見に行ってそこを離れようとすると、ひときわ大きな声でニーニー鳴いた。
でもいつも、ある日突然いなくなっていた。
それは、父がどこかに捨てに行っていたのだ・・・とずっと後になってから気がついた。 。・゜゜・(≧д≦)・゜゜・。エーン!!
そしてその親猫もまた、交通事故で亡くなった。
あれは・・・幼稚園に行っていたか、小学校の低学年の頃だったか、前の日の夜に母と「夜回り」に行った時、郵便局と反対側の道路わきに広がっている田んぼで、子猫の声がした。
そばに行こうとすると、母に反対されてその場は泣く泣く夜回りを続けた。
夜回りというのは、拍子木をカッカッと打って、火の用心を促すものだ。
母と二人で夜道を歩くのがとても好きだった。
班の中で当番で行っていた。
時には兄たちが 「火の〜よーじーーん!」と唱えることもあったねーー。
次の日の朝、目覚めるとどうにもこうにも子猫のことが気になって、私はカニの絵のついたパジャマのまま、子猫の元に走った!
明け方に雨が降ったらしくて田んぼの草も土もぬれていたけれど、子猫の声を
聞いて嬉しくなった私は、道路から溝を乗り越えて子猫に会いに行った。
その子猫は、生まれてまだ1ヶ月くらいの小さい子で、灰色のまだらの斑点が
あった。
私は夢中で抱き上げて、家に帰った。
ホッとしたら、パジャマのまま、もしかしたら靴もはいていなかったかもしれない格好であることを母にひどく叱られるのでは・・と心配になったけど、子猫が無事だったこと、会えて嬉しいという気持ちの方が大きかった。
「あんたパジャマのままでどこに行ってたの!」
と母は案の定怒っていたけれど、その後、子猫の体を拭いてくれたり何か食べさせてくれたりしてくれた。
私は朝早く出かけたので、その後着替えさせられて少し寝ていた気がする。
気が付くと、子猫の体はすっかりきれいにふわふわになっていた。
その子猫がどうなったかは覚えていない。
いつの間にかいなくなっていたのかもしれない。
どこかでちゃんと大人になってくれていたら嬉しいな・・・。
次に家に来たのは、黒白の子猫。
誰かにもらった気がする。拾った記憶はないから。
とても元気でよくなついてくれた。
ある日の夜、夕ごはんの後で私はなわとびの練習をしようと外に出た。
夜は車がめったに通らないので、土ぼこりが立たない道路はとても都合がよかったのだ。
私の後をついて外に出た「チビ」は、私から2メートルくらい離れた道路で
カニにネコパンチしていた。
その時、チビのいる方向から小さなトラックが走ってきた。
間が悪く、カニが道路の真中に横歩きして行き、それを追ったチビは・・・。
・・・・頭をトラックに轢かれた。
私はあまりのショックな出来事に、ぼうぜんとしていた。
小さな体はピクピクけいれんして、やがて動かなくなった。
そこでやっと我に返り、ワーワー泣きながら父と母に報告した。
父は黙ったまま、田んぼに穴を掘り、チビを埋めてくれた。
「お前が縄跳びをしなかったらこんなことにならなかったのに!」
と兄に言われたが、返す言葉がなかった。
道路に、チビの頭から流れた血がずっとしみついていた。
その悲しみが癒えた頃、私はまた子猫の声を聞いた。
夕方になると、私はよく母の三輪自転車に乗って遠くまで散歩に行っていた。それは、隣りの隣りの部落の空き地。
ニャーニャー鳴く声は何とも切なくて、居ても立ってもいられず、子猫を探しに空き地に入って行った。
子猫は2匹。全身灰色のトラと、黒白ちゃん。
私は2匹とも服にツメでつかまらせて家に持ち帰った。
灰色トラは、隣りのお菓子屋に引き取られた。名前は、ポン太。
白黒ちゃんは、家で育てることになった。名前は、またまたチビ。
このチビは、冬休みに帰ってきた二人の兄にひどくいじめられ、それ以来、
全ての男性を見ると一目散に逃げ出すようになった(笑)。
それがおもしろくないと、兄達はまたいじめていた。_s(・`ヘ´・;)ゞ..
チビは、その冬に病気になった。心配した私は、父に獣医の元に連れて行ってもらった。 その獣医さんは、牛専門のようだったが、チビを診てくれて薬をくれた。ネコは当然、薬を飲もうとしない。
でも私は毎日、チビを押さえつけてスプーンで薬を飲ませた。
その甲斐あってチビは無事に元気になり、心なしか前よりも私になついてくれるようになった。私が何をしても、絶対に怒ったり噛んだりしなくなった。
「えりまき」と称して首にまきつけても、そのままじっとしていた。
「このネコは、バカだ!」
と父は言ったけど、チビの献身ぶりが私はとても愛しかった。
そんなチビが、ある日突然いなくなった。
どこを探してもいない。3日ほど経った頃、ひとつ年下の男の子が小学校に一匹のネコを抱いて遊びに来ていた。
それは・・・・まぎれもなくチビだった!
「それ、あたしのチビだよ、返して!」
と言ったけど、男の子も自分のネコだと言い張る。
私は困った・・・そこに2番目の兄がサッカーをしているのが目に入った。
兄に頼むと、兄はあっけなく男の子からチビを取り返してくれた。
私は兄からチビを受け取ると、一目散に家に帰った。
チビは、エサのお皿が置いてある場所に真っ先に駆けて行き、ニャーニャー鳴いておねだりした。
それから母は、チビに私の名前を書いた鍵をひもにつけて下げてくれた。
私はそれを見るたびに、とても嬉しかった。
それから、どれくらい経ったのだろうか。
チビが再びいなくなった。
今度は、本当にどこにもいなかった。
いつまでも、帰って来なかった。
「動物は、自分の死んだ姿を見せないものだよ」
と母は言った。
死んでなんかない、きっとどこかで生きてる!
私はそう思いたかった。
またまたこんにちわ☆
まりあちゃもさんは本当に昔っから
猫に囲まれた生活をしてきたんですね
たくさんの出会いとたくさんの別れ・・
とってもいい経験ですよね
そしてまたご両親もやさしいですね〜
捨て猫を拾ってきて飼ってくれるなんて
普通は戻して来い!って言いますもんね・・
やさしい家族とまりあちゃもさんに育てられて
たくさんの猫たちは幸せだったと思います!
今もどこかで猫たちが見守っているんでしょうね!
GLOOMさん、こんばんは!
ネコの話、読んで下さってありがとうございます。
いや〜、我が家のネコたちはかわいそうなことをしたと
ずっとずっと思ってきました。
見守ってくれているなら、嬉しいですけど。
だからこそ、るちあを大切にしたいと思っています。
こんばんは〜
まりあちゃもさんは昔から、猫ちゃんの囲まれた生活だったんですね〜
動物好きの人は、悪い人がいないって言うくらい、優しいのよね。
ご両親もとっても優しかったんですもの、その中で育ったまりあちゃもさん、きっとこの経験を生かして、そらちゃん、草色君、モモちゃんの子供さんたちにも良い教育をされてると思います。
この優しい気持ちが届いて、お星様になった猫ちゃん、それに元気で大きくなった猫ちゃん、きっと見守っていてくれますよ〜
たくさんの猫ちゃんとの思いでがあるんですね。
楽しいことばかりでなく、交通事故で亡くなったり、子供達にいじめられたり・・・・読んでいてそのときの辛かった気持ちが良く伝わってきました。
今飼われている猫ちゃんはとっても幸せですね。
ikukoさん、こんばんは!
子どもの頃は、ごく自然に生き物たちがそばにいました。
中でもネコが一番長くいてくれました。
私とかかわったネコたちは、幸せだったのかなーーと最近になってすごく気になって・・・。
その分、るちあがとてもかわいいです。
るちあを通して、子どもたちに命の重さ、大切さが伝わるといいなあと思っています。
ナヲさん、こんばんは!
不幸な亡くなり方をしたネコばかりで、申し訳なく思っています。
今の私の想いが伝わって、幸せになってくれるといいなあと思っています。
昔飼っていたネコたちの分まで、るちあを大切に育てて行きたいと思います。
ほんと、たくさんのネコちゃん達との出会いがあったんですねぇ。
まりあちゃもさんも、ご両親もとっても優しいですね。
ネコちゃん達も愛情をもらって幸せだったと思います。
だからきっと、沢山のネコちゃんと出会い・別れがあっても、
今もそばにネコちゃんがいるのではないでしょうか。
めぐり合わせ・・・でしょうかね。
お星様になったねこちゃんも、きっと見守ってくれていると
思いますよ!
HANAさん、ありがとうございます!
あの頃は、周りにたくさんのネコがいました。
野良も飼いネコも、野良犬も。
みんな自由に生きていましたね・・・。
野良犬は怖かったですけどね。
あの時、ネコたちは幸せだったのかな・・・と思うと、
みんなかわいそうで。
今はあの時の痛みも癒えて、幸せに暮らしているといいなあと思います。
見守ってくれていると・・・もっと嬉しいなあ。
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